日本を代表する観光都市京都。古いお寺や街並みの中を舞妓さんが歩く姿を想像するだけで、なんだか情緒たっぷり、、。そんな素敵なイメージの京都ですがそれゆえに有名処はどこも日本人をはじめ海外からも集う人々で常に大盛況なんですよね(汗)
もう少し静かに京都のイメージである古都、日本庭園などをゆっくり堪能してみたいものです。そんなわけで今回は見どころはあるのにまだレアな場所をいくつか集めてみました。
まずはこれ、北野天満宮!北野天満宮といえば学問の神様、菅原道真公が祀られているというメジャースポット、人が多いじゃないかー!いえ、実は秋の紅葉シーズンが混雑少なめで壮麗な紅葉の木々を楽しめる穴場スポットになるんです。特にベストなのが11月中旬から12月初めまでの時期で夜にはライトアップされた紅葉の眺めを楽しむことができます。苑内の茶店で茶菓子を楽しみつつ美しい秋の景色にひたってはいかが?
京都駅から市バスで行けば北野天満宮バス停で降りることができ、迷わず簡単。4月5月ごろには御土居(おどい)という史跡で青もみじを楽しむこともできます。
賀茂御親神社(かもみおやじんじゃ)というのが正式名称ですが人々には下鴨神社(しもがもじんじゃ)とよばれています。清水寺や金閣寺などの有名どころと比べると一見地味にもみえますが世界遺産にも登録されているこの神社、歴史は古く、平安京が造営されるよりもはるか昔から神聖な場所とされていたそうです。
御祭神の賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)は古代の京都山城を開かれた神様でそのお子様の玉依媛命(たまよりひめのみこと)も祀られています。厄除け災難よけのパワースポットとして有名なこの神社。境内には下鴨神社の第一摂社である河合神社もあり縁結び、安産、子供の成長、長寿などさまざまな女性の願い事を聞き入れてくれると人気が高いそうです。
下鴨神社と隣接する糺の森(ただすのもり)は太古からの原生林で下鴨神社の参道となっています。散策していると、日々の疲れがすっと取り除かれていくようなそんなやさしい空気につつまれたパワースポットです。アクセスの際は市バスなら4番205番で下鴨神社前か糺の森前で下車することができ便利です。
JR京都駅から市バスで約30分、北野天満宮駅前で降り5分くらい歩くと一条妖怪ストリートという、名前からしてメジャー京都観光とは一味違ったレアスポットにたどり着きます。この妖怪ストリートは大将軍商店街が運営しており、この地に百鬼夜行の伝承が残っていたことから商店街の活性化を考えてこの名前をつけたそう。毎年10月になると一条百鬼夜行という仮装行列や全国から集まる作家たちによる妖怪アートフリマ「もののけ市」が開催されにぎわいを見せています。各店舗の軒先で宣伝をつとめる妖怪人形たちがシュールすぎて何ともいえません。(笑)
商店街に面する大将軍八神社にお参りし、ところどころに妖怪にまつわるメニューを出している飲食店で妖怪メニューを注文するのもおすすめ。なかでも「山田フライ京育ちのコロッケ」というお店の妖怪コロッケは注文してその場で揚げてくれるのでサクサクの食感が素晴らしい!他にもハムカツ一枚90円やたくさんのメニューがそろってるので食べ歩き、昼食にももってこい。
今回あいにく時期を外してしまった筆者。次は10月に来て一条百鬼夜行を見て妖怪ラーメンを食べようと決意し次の観光地に向かいました。ちなみに妖怪ラーメンは「お食事処いのうえ」で750円で食べることができます。
高円寺うらにある石畳の通りが石塀小路(いしべこうじ)です。JR京都駅から市バス206系統で揺られること20分。東山安井で降りたら東の方へ約5分歩くと着きます。お茶屋さんがひしめく花見小路に比べるとマイナーですが、人ごみの喧騒から逃れひっそりとレトロな雰囲気を楽しむことができます。旅館や料亭が立ち並ぶこの界隈では運が良ければ舞妓さんにも出会えるかも。ただ次の芸へと向かう途中かもしれないので足早に通り過ぎていってしまうかもしれませんが、舞妓さんとすれ違うなんていうのも京の都でしか味わえない経験ですね。また夜になると道の両脇の灯篭がライトアップされ感動的なほどの風情を醸し出してくれます。この景観は決して派手な美しさではないのですが、幻想的でどこか懐かしさを感じます。これは女子の心をつかむのではないでしょうか!?デートスポットにもおすすめです!
京都の風情を思う存分楽しむためにおすすめなのが町屋の飲食店。中でも地元の人が通うと評判であればそのおいしさはかなり信頼できそうです。先日京都にしばらく住んでいた妹から、京都市中京区の「御用蕎麦寿司本家尾張屋」が美味しかったと聞き、蕎麦好きの彼女がいうなら間違いないと思い行ってみました。
この店は明治時代から続く老舗。それらしいたたずまいの外観からの期待を裏切らず、いかにも京都の風情たっぷりの座敷にまず満足でした。蕎麦の種類も豊富で丼ものや卵焼きなどの一品料理、さらには甘味までと充実なラインナップです。
それでいて値段も一般的な蕎麦店から飛びぬけて高いわけでもなくナイスでした。名物の宝来そばはねぎ、ごま、椎茸その他具材や薬味のトッピングも好みでできるので私は大好きな錦糸卵を多めに入れておいしく頂きました。
お腹も満足したところで落ち着いて土産物を探そうと思ったら三条通りに面した「chocolaterie HISASHI」というお店のMonaショコラというお菓子が珍しくもあり絶品!とまたまた妹からの情報をつかんだのでそちらに行ってみました。
で、どうだったかというと、見た目はまんまるかわいいもなかの真ん中におしゃれなローマ字がデザインされたまるい板ショコラがのっています。中身はショコラクリーム、そのクリームは口の中でしゃりっとした食感のものが入っててこの甘い噛みごたえが素敵!一個350円(税込)です。
これ、京都の風情も感じられるし味も確かだし甘いもの好きな方へのお土産に最適です。以上グルメやおみやげはチェック済みの方も多かったかもしれませんが、確実に美味しいと感じた味のみ紹介させていただきました。今後もぜひまた京都に足を運び美味なお勧めリストを増やしていきたいですね~!